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●週刊メールマガジン バックナンバー 2009年11月24日発行分 ━━━━━━━━━━━■ 週刊・建設ニュース ■━━━━━━━━━━━
2009/11/24 No.337
（毎週月曜日発行）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本工業経済新聞社
https://www.nikoukei.co.jp/
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『ＮＥＷＳピックアップ』
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■補正と来年度予算の方針 ハコモノ偏重を見直し
第２次補正予算と来年度予算の基本的方向性をまとめた『予算重点方針』を、
菅直人副総理（国家戦略担当大臣）が17日の閣議で報告し、了承された。同方
針では「公共事業・ハコモノに偏重した予算の使い方を根底から見直す」と明
記。また雇用や環境に重点を置いたものとなっている。
雇用面では、10月に出した緊急雇用対策の追加措置として貧困・困窮者およ
び新卒者支援に取り組む。環境面では林業再生事業を実施。住宅・建築物のエ
コ化も推進する。このほか中小企業に対する金融セーフティネット貸付延長も
行う。
第２次補正予算は来年１月からの通常国会に提出する。財源は第１次補正見
直しで捻出した予算とし、来年度予算との間をつなぐことで「切れ目のない経
済財政運営」を目指す。また補正予算をまとめるため、菅大臣の下に経済対策
検討チーム（副大臣や政務官で構成）を設置する。
来年度予算の基本方針については、原案を国家戦略室で作成し、予算編成に
関する閣僚委員会で検討したうえで閣議決定する。
■地下埋設物事故防止へ講習会 現場での活用求める
（社）日本土木工業協会、建設五団体安全環境対策協議会は18日、地下埋設
物事故防止講習会を都内のマツダ八重洲通ビルで開いた。冒頭、地下埋設物対
策部会の篠木隆男副部会長は「現場の作業員一人一人に対して、事故防止の基
本技術と安全意識が徹底されることが必要。本日の講習会を、現場での地下埋
設物事故防止対策に生かしていただきたい」とあいさつした。
当日のプログラムは▽下水道施設の事故防止▽地下工事に伴う通信ケーブル
など埋設物の事故防止▽地下埋設物の現場管理▽地下埋設物の事故防止のため
の留意事項▽平成20年度中における建設工事に伴う地下埋設物事故の発生状況
▽地下埋設物の事故を防ごう－。
■22年夏に中間まとめ 治水対策のあり方で有識者会議
国土交通省の前原誠司大臣は20日、「今後の治水対策のあり方に関する有識
者会議」の初会合を12月３日に開くと発表した。検討事項は①幅広い治水対策
案の立案手法②新たな評価軸の検討③総合的な評価の考え方の整理④今後の治
水理念の構築―。平成22年夏の中間とりまとめ、23年夏の提言を予定している。
前原大臣は「今までの河川整備の根本的な考え方を見直していただく」と話
しており、緑のダムを中心とした「できるだけダムに頼らない治水」への政策
転換を進める。
有識者会議の委員は次のとおり（敬称略）。
▽中川博次・座長（京都大学名誉教授）▽宇野尚雄（岐阜大学名誉教授）▽
三本木健治（明海大学名誉教授）▽鈴木雅一（東京大学大学院農学生命科学研
究科教授）▽田中淳（東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター長・
教授）▽辻本哲郎（名古屋大学大学院工学研究科教授）▽道上正規（鳥取大学
名誉教授）▽森田朗（東京大学公共政策大学院教授）▽山田正（中央大学理工
学部教授）
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『編集後記』
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11月19日の参議院予算委員会。河川行政や建設産業政策に関する脇議員と前
原大臣の議論は、激しいものでした。ただ、みんなが思わず「クスッ」とする
やり取りも随所に。脇議員の「昔は役所にも技術力があった。私がいた頃は」
との発言には、ご本人も思わずニヤリ。
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