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●週刊メールマガジン バックナンバー 2009年10月05日発行分
━━━━━━━━━━━■ 週刊・建設ニュース ■━━━━━━━━━━━
                          2009/10/ 5 No.330
                          (毎週月曜日発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本工業経済新聞社
                     https://www.nikoukei.co.jp/


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           『NEWSピックアップ』
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■幼稚園の整備指針改訂 文部科学省

 幼稚園施設の整備指針について改訂を検討している文部科学省は、「学校施
設の在り方に関する調査協力者会議」に設置した幼稚園施設部会の会合で改訂
の方向性を示した。今後、具体的な内容に踏み込んだ議論を行い、年明けには
報告書を確定する。その後、調査協力者会議で整備指針を正式に策定すること
になる。
 改訂の方向性としては、ステージや観覧席など発表空間の充実、食事空間の
充実、作品掲示場所の充実、幼児がくつろげる場の提供、保護者交流の場の提
供、地域開放への対応、園舎と園庭の連続性の確保、回遊性の確保などが提示
されている。
 部会の会議に出席した協力者からは「体を動かす場を増やすべき」「長時間
保育に対応した施設を」「遊びを通して育つ空間が欲しい」「広さよりも遊具
や自然体験の場など『要素』の多さが重要」などの意見が出されており、今後
はこれらの意見をもとにした議論を行う考え。
 なお新政権後、各省庁の審議会は休止状態にあるが、「学校施設の在り方に
関する調査協力者会議」および部会については今後も継続して議論を行う見通し。


■8月の受注実績調査 前年割れ10カ月続く

 (社)日本建設業団体連合会(野村哲也会長)は、法人会員49社を対象に行っ
た8月分の受注実績調査結果(速報)をまとめた。受注総額は、前年同月比23・
5%減の6440億円と、10カ月連続の前年割れが続く。7月の同44・9%減に
対し減少率が下がっているものの、日建連では「7月は前年の水準が高かったた
め。これまでと変化は無く、悪い状況が続いている」と捉えている。
 受注総額の内訳は、民間が前年同月比26・3%減の4520億円、官公庁は同
14・3%減の1380億円。
 発注者別に見ると、民間の製造業は前年同期比31%減の990億円、非製造業
が同24・8%減の3520億円。それぞれ10カ月、13カ月連続のマイナス。
 一方の官公庁は、国の機関が前年同月比23・3%減の880億円、地方の機関
は同8・2%増の500億円でプラスとなっているものの、水準はそのものは低い。
 受注総額の連続マイナスは、過去に93年2月からの17カ月連続があった。


■八ッ場中止撤回の意見書 原群馬県議長が前原大臣に手渡す

 国土交通省の前原誠司大臣は2日、群馬県議会の原富夫議長と面会した。原議
長は、1日に県議会で可決した「八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求め
る意見書」を前原大臣に手渡した。
 意見書には「八ッ場ダム建設中止撤回を強く求める」もの。「八ッ場ダム建設
事業は、国と地元住民・1都5県との約束のもとに行われている共同事業であり、
国はその責任において事業の推進を図り、予定通りに全事業を完成させること」
と明記されていた。
 面会後に原議長は、前原大臣から「中止変更の話を得ることはできなかった」
と語っている。ただ「1都5県としてまとまった行動をとっていきたい」と話し
ており、今後も中止撤回を求めていく考えだ。地元では、建設推進の署名活動が
始まっているという。
 八ッ場ダムについて国土交通省は、関東整備局が2日、延期となっていたまま
の本体工事の入札を取りやめると公表した。

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               『編集後記』
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 政務3役の指示に従うだけといった、各省庁幹部職員たちの達観?した態度
に、幻滅している方は相当多いと思われます。現場の職員も然りでしょう。た
だ本省某課長は「突っ張ったら突っ張ったで、マスコミや国民から『霞が関の
抵抗』と袋叩きにあうだけでしょう」とポツリ。
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