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●週刊メールマガジン バックナンバー 2011年12月05日発行分 ━━━━━━━━━━━■ 週刊・建設ニュース ■━━━━━━━━━━━
2011/12/5 No.438
(毎週月曜日発行)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本工業経済新聞社
https://www.nikoukei.co.jp/
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『NEWSピックアップ』
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■八ッ場ダムは「継続」/事業評価監視委員会で判断/関東整備局
関東地方整備局は11月29日、さいたま新都心で2011年度第6回事業評価
監視委員会(委員長・家田仁東京大学大学院教授)を開催。八ッ場ダム建設事
業の「継続が妥当」とする判断を示した。これを受け関東整備局は30日、前田
国交大臣に事業継続の検討報告書を提出した。
委員会の判断理由は、関東整備局が主体となって進めてきた「関係地方公共
団体からなる検討の場」での治水および利水に関する検証内容を評価して、検
討結果を妥当とした。事業費では、既に総額4600億円の約8割が投じられ
ている点への配慮を表した。
また、地元住民の自らが被る迷惑にもかかわらず、ダムが下流にもたらす治
水・利水での効果を信じ、事業の実施と地域の再建に協力してきた経緯への配
慮もあげた。
さらに、今後新規に河川事業を検討する際には、今回の検証の経験を活かし
、その構想段階から幅の広い方策を選択肢として提示して、総合的な視点から
検討を行うべきと付け加えた。
審議の過程で、委員からは「建設反対派の意見で指示の多い代替案は何か」
また「利根川などでの堤防の安全性が知りたい」や「仮にダム建設を中止した
場合、水没予定地はどうなるのか」などの質問が出された。
関東整備局の回答は、反対派からは「堤防整備のみで治水安全度は担保でき
る」。また、東日本大震災では「関東整備局管内で多くの堤防が、液状化現象
などで被災した。また、利根川では堤防の41%が断面不足」とした。さらに、
ダム建設を中止した場合「水没予定地は雑草などで荒廃し、管理体制も国・地
元自治体で二重化してしまう」と説明した。
八ッ場ダム建設事業の検討は、10年9月に検討の場を設置。合計8回の幹事
会を経て、11年9月の知事が出席した検討の場で「ダム案有利」との総合的な
評価が示されている。
■5日に意見書協議/八ツ場問題分科会/民主党
民主党は1日、国土交通部門会議八ツ場問題分科会を開き、5日に次回の分
科会を開き、意見書の素案について協議するとした。取りまとめの方向性につ
いては未定としており、内容を公表するのかどうかも今後協議するとした。
松崎哲久座長は、「本日(1日)の有識者会議(国土交通省の今後の治水の
あり方検討有識者会議)の結論も出ていないのでコメントできないが、これま
での再検証のスキームを壊すものではない。分科会の意見書としての取りまと
めはしたい」と話し、また取りまとめ時期についても、「まとまらないものを
月曜日中に無理にまとめるつもりはない。会議次第になる」とコメントを控え
た。
■「妥当」判断は正当/八ツ場継続へ一歩前進/国土交通省
国土交通省は1日、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議を開き、八
ツ場ダムの検証結果についての協議を行った。会議では、八ツ場ダムの再検証
について2度の会議を開くことが確認され、今回は関東地方整備局がまとめた
検証結果について、次回はタスクフォースの検討結果について協議を行うこと
とした。会議では、同整備局がまとめた事業継続を「妥当」とした検討結果は、
同会議がまとめた「中間とりまとめ」の考え方に沿って行われたものと結論し、
判断の正当性を認めた。これで、八ツ場ダムの事業再開へ一歩前進した形だ。
八ツ場ダムについては、前田武志大臣の指示で事務次官を長とするタスクフ
ォースを設置し、東日本大震災を踏まえた上での災害に対する機能などの整理
を進めている。次回の会議では、このタスクフォースの検討結果が示され、そ
れについて有識者からの意見を聞く。次回会議の日程は未定。
会議終了後、前田大臣は、「熱心な議論に感謝する。関東地方整備局が検討
したことを認めてもらえたと受け止めている」とコメントした。
事業の継続か中止の判断は、2度目の会議の経て、その会議の結論を踏まえ
た上で前田大臣が判断するものとなっている。
■八ッ場ダム/年内にも最終判断を/結論は来年度予算に反映
前田武志国土交通大臣は、八ッ場ダム建設事業の継続・中止をめぐる問題に
ついて、7日に開催する有識者委員会でのコメントを参考にした上で、年内に
も最終判断を下す考えを示した。結論は2012年度予算に反映させる。2日
の定例会見で述べた。
1日の有識者会議では、「継続が妥当」という結論を出した関東地方整備局
のこれまでのプロセスに問題がなかったかなどを議論。結果として「関東地方
整備局から出てきた結果については妥当」と判断している。
前田大臣は、結論を来年度予算に反映させるため「最後の踏ん張りをしてい
る」と述べている。
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『編集後記』
八ッ場ダム建設関連の動きが激しくなってきました。「遅くとも年内には最
終判断をする」という前田大臣の動向に注目です。(J・I)
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